【そもそもクラウドファンディングって?】
ここ数年、クラウドファンディングという言葉を耳にしない日がないほど世の中に定着しいてきているようだ。
クラウドファンディングとは「インターネットを使って不特定多数の人から少額ずつ資金を集めること」である。専門知識も必要なので多くの場合クラウドファンディング専業のサイト運営会社に掲載をお願いして、資金を出してもいいと思う人と資金を出して欲しい人をマッチングしてくれる。
実は私はこのクラウドファンディングの分野で日本一を自負している。何が日本一か。
1998年日本で初めて今日で言うところのクラウドファンディングが産声を上げた。当時はインターネットの普及が一巡し、中小零細企業自営業者でもeメールはビジネスに欠かせない時代に突入した頃である。中小企業であってもホームページがないと「怪しくない?」と噂されるようになった時代といえば実感いただけるだろうか。
今でこそ業界で有名な人だが、当時はまだ一介の公認会計士だった出縄良人と言う人物が、仲間の会計士や弁護士と研究して、行政の方針に合わないと言う理由で合法だが誰も手をつけていなかった、私設の株式市場とも言えるシステムの運用を始めた。VIMEX(ヴァイメックス)市場と名付けられたその仕組みは、不特定多数の人から会社の資本金を集める制度である。
この背景にインターネットの普及がある。eメールの普及で通信コストがゼロになったと言う感覚は当時の挑戦的な経営者にとっては衝撃だった。それまでの銀行借り入れ以外の資金調達は、コネを頼って投資家を探すだけ。そこには暗躍する仲介人と狡猾なハイリスク投資契約をクリアするという障壁があり、多くのベンチャー挑戦者がその巨大な壁の前に散り去っていた。そうした課題をクリアしたいという考えで登場したのがVIMEXだった。クラウドファンディングの登場である。
V I M E Xは大蔵省(現在の財務省+金融庁)の意向で私設市場から日本証券業協会が運営する半公的制度に改変され、グリーンシートと言う名称が与えられた。1999年であった。
さて、私が日本一を自負する理由は、このV I M E Xの時代から今日まで支援者として活動を継続しているのが出縄良人氏と私、佐藤公信だけだからだ。同氏は現在プラットフォーマーの社長として活躍している審査をする側。これは当時から変わっていない。私は純粋に支援するサイドで活動を続けてきた。と、言うわけで長さだけは間違いなく日本一だ。
長期にわたって活動してきたので件数9社 金額20.6億も日本一ではないかと推定しているが、このコラムを読んで「私の方が上」と言う支援者の方がいたら是非連絡してほしい。ご一緒にコラボをさせていただきたい。
ここまで読みきった社長は必ず成功できる。がんばれあなた。がんばれ日本の社長。